前略 御嶽山噴火による、犠牲者のご冥福を祈り、ご遺族さまにあたたかな恵みがありますように、心より祈ります。
Aterraは『大地』という意味を含みます。
私たちにとって、地球はただひとつ。
ただひとつの大地とともに生きていくことの、大切さを自然災害があるたびに考えさせられます。
人の世では、憎しみ、怒り、悲しみ、喜び、という感情があるから、わかりやすいですが、自然の感情はわかりません。
地震、津波、噴火、台風、といったカタチで示されているのかもしれません。
それが起きるたびに、犠牲者が出るたびに、考えさせられます。
(気をつけなければ)と。
一方、この世の中は、果たして平和なのでしょうか。
世界的には、経済は大転換期を迎え、『お金』という価値が大きく変わろうとしている。
奇病、難病が常に発生している、人が起こす犯罪は残忍になり、高齢者など弱者からさえも騙す。
そのような現実の一方で、テレビをつけるとバラエティ番組ばかり。
(あぁ、世紀末かもしれない)と本当に思うのです。
起きている現実をひとつひとつ、冷静にみつめてみると、大切なことが観えてきます。
あらゆる悲劇が起きるたびに、犠牲者へご冥福を祈り、ご遺族を痛ましく想う。
歴史を振り返れば、悲劇はずっと起き続けていた。
もっといえば、今自分がここにいるのは、多くのご先祖の命があったからで、悲劇だったにしろ、そうでないにしろ、その多くのご先祖方は、もうこの世にはおられない。
もしそれを心から見つめていたなら、もうこの世にないすべての命に、感謝と慈しみの心があってしかるべきなのかもしれない、と自戒します。
学び、知る、ということは、感謝、慈しむ心を知ることにつながること、それが本質だと感じられます。
早々